2014年11月29日土曜日

ウィーンの旅 PartⅡ⑦ 一人旅 2013/10/13(日)午後

さて、10/13の午後、シェーンブルン宮殿を後に、
カールマルクスホフ、フンデルトバッサーのゴミ焼却場、
そしてオットー・ワーグナーのマジョリカハウス、メダイヨンへ!




シェーンブルン駅からU4線の最果ての終点
ハイリゲンシュタットへ来ました!
シェーンブルンの地元っ子に道を尋ねた時、
"far from here" と言われましたが、
東京で通勤電車に乗っていればどうという事もない時間です。






駅降りたら目の前にあります!
これなら見逃しません!







遂に来ました、カールマルクスホフ!
労働者の集合住宅!
前年来たガソメーターとここは絶対見たかったので感激!
右手に見える階段を上って、向こう側へ出ます!








出てきました!
同じ顔していますが・・









こちら側は、アーチの上に像が立ってます。







こんな感じです。








こちらの前は公園になっていて、
建物群はL字型に建っています。

カールマルクスホフ。
「赤いウィーン」の時代の代表的建築。
オットー・ワーグナーの弟子のカール・エーン作。









全長1km.以上。
1382戸が入った労働者用の集合住宅。
ここが各棟の玄関ですね。








玄関こんな感じです。
コンクリートみたいなざらざらした材質の構え。
どんな間取りなのやら。

このカールマルクスホフ、住宅だけでなく
託児所も病院も完備しているそうです。
もしかして、公園から見えた、L字の短い部分がそうなのかな?
人が住んでいるからやはり中は見学できないのが残念でした。








さて、カールマルクスホフに来る1駅手前の駅。
電車の窓からこのフンデルトバッサーの
焼却場が見えていました。
地下鉄U4線の最果てのSpittelauシュピッテルアウ駅沿い。








ゆるい坂を線路沿いに上って
全容を見てみます! ワクワク♪








近くから見ると、タンクに階段が取り付けられていたり、
太い管があったりと工場である事がわかります。








それでいて、遊び心満載のデザイン性。
派手で面白い。
でも、このゴミ焼却場は焼却余熱を周辺地域の
暖房に利用していて技術にエコロジーとアートが
同居する例として注目を集めているそうです。








窓の配置なんかも面白いですよね。







個人での内部見学は出来ないとの事は
それ以外の見学は出来るって事ですね!








ちょっと何やら工事してるんですね。
壁に掛かった全体図にも注目です。







ゆるい坂を上り、駅の東口だか北口だか方面に着きました!
あちらに見える建物もフンデルトバッサー焼却場の一環ですが
工場そのものではなさそうですね。

登ってきた坂は、工場の裏手だったのかなと
後になってから思いました。
向こう側にも回ってみるべきでしたね!








さて、道を間違えたお陰でフンデルトバッサーの焼却場も見れたので、
今日の予定のこの駅に到着しました。
U4線をまたとって返して来た感じですね。








駅舎は例によってオットー・ワーグナーの緑と白の駅舎。
Kettenbruckengasse ケッテンブリュッケンガーセ駅。







ここは、ウィーンっ子の胃袋をまかなう
ナッシュマルクト市場で有名なところなのですが、
何と、土曜日の夕方、市場はもう終わっていました!








街には人がほとんどいません。
でも、返ってそのほうが目的の建物を探すのに好都合でした。








カールスプラッツ駅からテクテク歩いて来たなら解りやすいのですが、
駅から降り立つと何処に目当ての建物があるのやら分かりません。
これじゃないよなぁ・・








駅前の道はウィーンにしてはかなり広い。
この建物はなんか由緒ありそうですねぇ。








観光客でもいてくれるとわかりそうなものですが、
でも、何となく目的のものには臭いがあるんです。
あった!







これです!
マジョリカハウス。
オットー・ワーグナー作
アールヌーボーの代表的集合住宅!







1階は店舗の様ですが、土曜日の午後
早々と閉まっています。
ここにも落書き小僧がいますね。







1898年から99年にかけて建てられたマジョリカハウス。
マジョリカ焼きタイルで壁面が覆われているからこの名前。









タイルに描かれているのは、
生命を象徴する薔薇の木








そして、何とマジョリカハウスのお隣が
もう一つの目的のメダイヨン館でした!
ラッキー!!







二つの建物のつなぎ目部分をご覧あれ!
これがウィーンのアールヌーボー建築細部!
両方ともオットー・ワーグナー。








メダイヨンの由来は、この壁面の丸いメダル装飾。
コロー・モザー作の女性のレリーフのメダル装飾がある為。








あ~、それなのにそれなのに・・。
私は、女性という言葉に捉われ
この屋根の上の彫刻トルソ?が由来かと勘違い。
メダイヨンってメダルの事でしたね。
右手にそのメダル装飾がちょっとだけ写ってます。
でも肝心の女性像が見えません。(>_<)








まあ、しょうがありませんわね・・
他にもいっぱい見るべき点がありますので。









マジョリカハウスがカラフルなのに比して
メダイヨン館は金と白なのですっきりしていますね。
落書きも無くてありがたい。








メダイヨン館は角になっているので、
向こう側も見れそうです!
ラッキー!







角の屋上部分の装飾。
女性像と植物像?








アールヌーボーの植物








角のガラス張りの部屋は、
横から見るとサンルームだったことわかります。
いいですね、こんな部屋があるのって!








さて、せっかくですから、メダイヨン館の横手を見てみます!








すっきりしてますね。








38番地。
こちらが住宅の出入り口ですね。








通りのこちらから見るとこんな感じ。
赤い看板が見えるのは、中国料理店でした。







メダイヨンのお隣もやはりアールヌーボー








出入り口はこんな感じ。
お隣が有名なメダイヨンだから頑張っていますね。
それともこれも、オットー・ワーグナー?








更に通りを登っていくと、
屋上に面白いもの発見!









フランスの漫画家メビウスが描きそうな
ガスマスクみたいなチビドーム?







マジョリカハウスやメダイヨンに比べると
裏手の建物は少し古そうです。








ちょっと汚れていますね?








でも、窓の装飾半端ないですよね。
この辺はアールヌーボー街なのでしょうね。








さて、メダイヨンの横の道を登りきって突き当たると
ちょっと様子が変わります。
こちら、多分ホテルなのでは、と思います。







面白いのでこの通りの建物も見渡してみます。









ちょっと派手な感じなので、やはりホテルでしょう。









ふむ・・








窓の湾曲が特徴ですね。








さて、来た道を取って返して、
駅へ戻って来ました。
もう夕暮れです。







U4線のナッシュマルクト(市場)の立つ駅。
オットー・ワーグナーのKettenburckengasse駅。








緑と白ですね。