2015年9月22日火曜日

旧朝香宮邸探訪 Art Deco in Residence Looking at Architecture 2015 ,Tokyo JAPAN

皆さん、こんにちは!
しばらく海外旅行に出ていません。

なので、今日は先日9月14日に訪れた
東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)で行なわれた
「アールデコの邸宅美術館」展の様子を報告します!


こちらが、重要文化財でもある旧朝香宮邸






場所は目黒駅東口からトコトコと
緑のある辺りを行ったところにあります。







これが正面入り口






邸宅を横から見たところ







正面玄関





玄関部分のアップ






正面玄関

朝香宮家は、久邇宮朝彦親王の第八王子鳩彦(やすひこ)王が
1906年に創設した宮家

全体設計は宮内省匠寮、
主な部屋の内装設計はフランス人装飾美術家アンリ・ラパン
1933年4月竣工





この玄関のガラスレリーフ扉は
ルネ・ラリックの作品






有翼の女性像をモチーフとした
型押しガラス製法






細かい天然石で作られた床一面のモザイクは
宮内省匠寮技手・大賀隆のデザイン







正面玄関の左手は、ガラスで仕切られ中に入れませんが、
第一応接室です。





第一応接室からは庭園に出られます。
私たちは通れませんけど。






大広間脇の階段下
アールデコの装飾





この洗面台もアールデコでしょうか?






大広間
壁面はウォールナット材
天井に格子縁の中に40個の半円球の照明
内装設計:アンリ・ラパン






アールデコとは何ぞやと調べたら、
こういう繰り返しがアールデコだそうです。







大広間中央階段右手にある
大理石のレリーフ 「戯れる子どもたち」
イヴァン・レオン・ブランショ作






こちらが中央階段







この装飾がアールデコです!

アールデコ。アール・デコラティフ
余計な装飾を排して直線と幾何学的形態を組み合わせた様式。
1925年パリ「現代装飾美術・産業美術国際博覧会」由来。






大広間の左右のアーチの中央にある
大理石のマントルピースと鏡





マントルピース右手のアーチの下には
今回の展示の為にか、このような絵画と
このような物が・・? 小卓子?







肘掛け椅子セット






次室
香水塔
アンリ・ラパンデザイン





香水塔が逆光でしたので、
窓際の角から。
左は大客室への鏡の扉に映る香水塔






次室の奥。
小客室
ほんとに狭いところに見学者がひしめき合って見ていました。






小客室の壁は、アンリ・ラパンの油絵








さて、椅子の後ろのこれが、アールデコですね。






そうして、次室や大広間の隣の大客室に入って来ました。






こちらは、人人人で混んでいました!
シャンデリアは、ラリック
朝香宮邸でもっともアールデコな部屋です。





これですね!







あちらに見えるのが、次室の香水塔
壁面上部の木製ボードの絵は、アンリ・ラパン
正面の扉は、マックス・アングランによる
銀引きフロスト仕上げのエッチングガラスが嵌めこんであります。
柱はイオニア式柱頭





これがこの大客室のあちこちに見られる
アールデコな扉







これが、扉上部のレイモン・シュブによる
タンパン装飾






そうして、これがマックス・アングランの
銀引きフロスト仕上げのエッチングガラスの扉





これは、本当に美しいですよ。






庭を背にしたチェアーセット






その対面にあるのが、この大理石のマントルピース





マントルピースのこの装飾がアールデコ







マントルピースにはめ込まれたこれも
アールデコ






イオニア式柱頭と金色の装飾






さて、大客室の奥の
大食堂
ここも大客室同様アールデコがいっぱい





大客室との間にあの美しいエッチングの引き戸もあります。
そして、緑の庭園が見えます。






天井にはルネ・ラリックのざくろとパイナップルの照明灯







豪華極まりない食卓
壁の下部分ラジエータカバーには
魚貝の模様が施されています。






大客室から入って来たところに
マントルピースがあり、
その下のラジエーターカバーも魚介模様なのですが・・・






上手く写っていませんね・・
暖炉の上の壁画は、アンリ・ラパン
赤いパーゴラ(つる棚)と泉の油彩







そうして、パリから特注した大食堂の壁
レオン・ブランショデザインの植物文様のレリーフ
到着時、ひびが入っていたので、
宮内省匠寮が型取りし石膏で作りなおしたもの。





大客室から入って来たときにこんな風にみえます。






さあて、では、2階にあがりましょうか?

to be continued...


















0 件のコメント:

コメントを投稿