2014年11月4日火曜日

ウィーンの旅 PartⅡ⑤ 一人旅 2013/10/12(土)オペラ座、美術史博物館

さて、滞在2日目の午後の後半。
オペラ座のガイドツアーと
美術史博物館を巡ります!
ウィーンに来たらやはりこの2つは外せませんよね!


現地土曜日の午後。
オーパーという名のオペラ座前停留所。
地下鉄と路面電車の駅なのでそれなりに混んでます。
向こうに見える建物は、ホテル・ブリストル
かつては、貴族の宮殿だったのでしょうね。








前回も今回も何度もオペラ座の前を通って
一人で慣れっこになったせいか、
正面からの写真撮り忘れました!
これは、正面の横。








ガイドツアーのチケット売り場兼
入場所はこの翼の裏手にあります。
なので、この前を通り、向って左の角で右折し直進して右へ。








ここです!
扉閉まっていて、ツアー開始15分前あたりから開きます。
ローマン衣装の人は客引きー。









待っている?人もこんな程度。
日本のように開館まえから何時間も並んで待つ事は無し。








待っている間に正面付近に戻り、
アルカディアというお土産屋さんで
お土産を買いました。

ここは、通路にカフェがあります。
でも、閑散としていました。








夏の観光シーズンを外すとこんな程度なんですね~。








ドアが開いた時、チケット購入。
しかし、早すぎて1時間前のツアーでも良かった様です。
開始時間少し前に行ってもチケット買えますよ。

そうして、今回こそ遅れて予定変更にならないよう、
早め早めの行動でようやくツアー開始前。










英語・スペイン語・ドイツ語・日本語など各国語の
ツアーが時間をずらしながら始まります。

ここは、正面玄関の前の階段がある広間。
皆さん、これからここを上るのかと撮影に余念ありません。
でも、脇から上がって、ツアー最後にこの階段を下りて来るんです。








正面階段前には、オペラの出し物の衣装があり、
こんな風に顔だけ出して皆さん、記念撮影。
衣装とお立ち台の隙間がかなりあって、
ちょっと塩梅わるいんですけどね。
楽しいですね♪








さ~て、ツアー開始!
ガイドさんに連れられて、入って来ました、オペラ座!








客席。
赤い部分はかつては皇帝が、現在は首相席。
ミッテルロージェ(Mittelloge)







Parterre Loge(パルテッレ・ロージェ)
かつては、貴族席とか。
日本語ガイドの方。








ボックス席の天井も半端なく豪華ですね~。
夜会服来た男女が集うんですね、きっと。









先ほどの舞台正面の皇帝のボックス席
やはり、一番見やすく音もいいそうです。









天井









ツアー当日の舞台とオーケストラ・ピット。
舞台の奥行きも凄かったと記憶していますが・・・
そう、客席と同じ奥行きとか。









舞台前にはツェッペリンの模型が。
何かイベントあるんでしょうかしら~?









時間をずらして開始している各国語ツアーの人たち。
みんなオペラ座の座席に座ってお話が聞けます。








各席の前には舞台の様子がわかる
こんなモニターもあります。









向こうに座っているのも何処かの言葉の方々。
立って撮影に余念ないのは、日本語グループの人達。

オペラ座収容人員1709席
年間300本以上のオペラとバレエが上演されるそうです。











さて、客席ホールを出て、
建物内を見学。
このあたり、上演の合間のロビーなんでしょうね。









壁に描かれたこれらは、
オペラ座の裏方さん達の絵とか。









天井とシャンデリア。









あちらにも部屋がありますね。









ここから、客席に入れるんですね。
映画館と同じ感じですね。










旧皇帝ホール
1945年の空襲で破壊されたのを
オーット・ブロシンガーとフェリックス・ツェヴェラにより修復。
天井と壁に22カラットの金箔が施されているとか。









途中で見えた、初期歴史主義の
中央階段。








中央階段は最後に見れるので、
まずは色々なホールなどを見て歩きます。
どこもとても豪華です。









オペラ座の建設には紆余曲折があるようです。
1861年に設計を依頼されたアウグスト・フォン・シカーズブルクと
エデュアルト・フォン・デア・ニュル

ウィーン特有のロマン主義的歴史主義建築の
代表としてリンク通り初の壮大な建造物となるはずが、
建設に年数を要した為、ウィーン市民の好みが変わり
出来た頃には時代遅れと揶揄され、皇帝も批判。








1868年、ニュルは自殺、
シカーズブルクも脳卒中で死亡。








その後、グスタフ・グーギッツと
ホーゼフ・シュトルクにより完成。
1869年、モーツアルトの「ドン・ジョヴァンニ」で
華やかにオープンしたそうです。








「建築は時代を作る」んだそうですが、
建築家って大変だったんですね~。

そんな事をよそに、美しい回廊を巡ります。









ロビーには上演目の衣装や
壁の上部には著名な音楽家の像もありますね。








で、これがその時代遅れと批判された階段ですね。
今から見ると立派で素敵ですけどね。

インターコンチネンタルホテルを
良いと思わない感覚と同じなのかもですね。









生きた時代が解ってくれなくとも、
後世に評価される事はよくあるので、
やはりいいものを作っておく事は大切です!
私はこれもとても素晴らしいと思います!









こんな豪華な装飾は、
皇帝がいる時代でなければ・・
ですよね。








さて、この宮廷歌劇場の階段の至る所に
像が建っています。








ふとその台座を見ると・・
これって、日本企業の作る車の名前ですよね?









今年、サッカーのAAミランと本田選手の関係から
スポンサーの事を知り、
オペラ座も小澤征爾が指揮者に就任した事と
日本企業の寄付とは関係があると気付きました。

ここは正面玄関へ向う途中の廊下。








途中にピアノのある部屋もあります。
演者が直前まで練習をするのか、
はたまたちょっとしたリサイタルをするのか?










そうしてツアーの最後にこの正面階段を
下りてきます。
降りてきますが、正面玄関からは出ないで、
向って右手を進み、お土産ショップの
アルカディアの後ろあたりを通って外に出ました。

オペラ座のガイドツアー、お薦めです!
当時は6ユーロ50
1,000円しないんですよ。










さて、夕方になって来ます!
ブルク公園の前を早足で通りすぎ・・
このふんぞり返っている人を横目に・・・これ、誰?

ゲヨイテとは我の事なるか、のGoethe ゲーテだそうです。








天才、モーツアルトは一応見ておいて・・・











向った先は、こちら美術史博物館!
今日は、楽友協会とクンストハウスをミスったので、
ここを今日中に見ておかないと遅れを回復できない!









双子の博物館のこちら自然史博物館は、
舞台裏ツアーとも言うべきルーフツアーが
今回は「やっていない」と昨日中に聞いていたので、
見ません。割愛。








今日は閉館までここ美術史博物館を見る!
ハプスブルグ家の宝物のコレクション!








皇帝ヨーゼフの時代にゴットフリート・ゼンパーが
広大な王宮広場を手がけ、
ゼンパー亡き後、カール・フォン・ハーゼナウアーが
建築監督を引き継ぎたてられた博物館。

結局王宮広場は作られませんでしたが、
博物館は素晴らしく見ごたえあります。
確か木曜日が夜9時まで開館しているとか。









ウィーン、リンク内。
本当に狭い地域にこれだけ見ごたえある建造物が
あるのが、ハプスブルグ家たる由縁でしょうか?










ドア開けて中に入りました!
これ!この床!

マラホフがオペラ座バレエ団の総監督に就任した時の
ニューイヤーコンサート。
ここでバレエでしたよねー!!









床とこの階段を目の当たりにして、
興奮のあまり、チケット代に含まれていた
日本語音声ガイドフォンも
日本語パンフレットも何もかも貰い忘れた!









この博物館外見も宮殿風と豪華ですが、
中も凄いんです!
豪華極まりない!
階段の途中でパチパチ撮影です!








館内のパンフ貰っていなかったから、
ここがエジプトの部屋とはツユ知らず・・
トホホのホ
ルクソールの神殿の柱があったらしいです。








この方達は見終わって出てきたところ。
手にパンフもってますね・・ ウグウグ・・









天井クーポラ
豪華絢爛









キョロキョロしながら階段をようやく上り終える・・
素晴らしい!









階段の壁面の装飾も半端ないんです。
光っちゃってよく撮れていませんけど。

そうそう、写真撮影が許されているのが
何と言ってもありがたいです。








豪華絢爛なレリーフが上手く撮れていないのが
本当に残念です!
色も上手く出ていないし・・








そうして、ようやく階段の上に!
昨年(2012年)はクリムトイヤーという事で
2階部分にクリムトの壁画が見えるように
足場が組まれていたそうですね。









なにしろパンフ一切持っていないので、
何が何処にあるのかさっぱり。
で、闇雲に撮ってきた画像の中にありました!








このアーチの下の赤い部分の左右の女性像。
これがクリムトの壁画です!
デジカメ無かったら、わからずじまいでした!









絵を見るどころか、建物内
あちこち見るべきものばかり。
でも、時間はあと2時間あるかないか・・









でも、有名なここは見ておかないと・・
と外側から撮影。
やはり、1人ではなかなかカフェに入れません。








実は、このカフェ、カフェで注文しなくても
博物館の2つの翼を結ぶ通路にもなっていて
遠慮なく中を歩いて良かったんです。
ほら、パンフ貰っていなかったから・・








今度また来れるとしたら、
ゆっくりお茶しながら、美術館も
時間かけてゆっくり全部みたいものです。









さ、いよいよ美術品を見る!








マリア・テレジアと皇帝ですね。








ここは、皇帝関係の間のようです。









ふかふかの椅子もあって、時々座って見る。









中央のメインの間の外側には
こんな風にテーマ別に展示があります。









壁の色がいいですよね。
こういう感覚がヨーロッパ。

後で知りましたが、こちらの翼は
イタリア・スペイン・フランス絵画の翼でした。







外側の回廊に出たり入ったりする入出口










こういう天井って、エルミタージュで
初めてみて感激しましたけど、
元祖はやはりヨーロッパにあったんですね。

でも、模倣のエカテリーナのお陰で
色々勉強になったわ!









ここから、首切り三態が続きます。

カルロ・サラチェーニの
ユディットとホロフェルネス









これは、カラバッジョのダビデとゴリアテですね。









はて?

シモン・ヴーエの
ユディットとホロフェルネス








時間があれば・・・
ですが、この時は、ほんとに時間なく
疲労もピーク。
宗教画より、ブリューゲルらの絵が見たいのですが・・










この辺りイタリア絵画でしょうか。

ソドマの聖家族









この右側の半円形の額って面白いですよね。
左:ウルフ・ヒューバーの贖罪の寓意
右:同 十字架の標高










左は、デューラー作 「ヴェネチアの若い婦人」
右、ヨハネス・クレーベルガーの肖像











ハプスブルグ家皇帝マクシミリアン1世
手にするざくろが権威と復活の印










デューラー、三位一体の祭壇
これは、素晴らしく美しいですね!









見た事あるような無いような・・・?
アルブレヒト・デューラーの
若い男の肖像









ルーカス・クラナハの
AdamとEve






















表情がとてもユーモラスで目をひきましたが、
ウィーン大学の偉い人と書いてなかったかな?









皇帝カール5世。










ピンボケですが、ルーベンスの「毛皮の女」
2番目の妻がモデル。









館内で少し迷子になって、
早くブリューゲルらの絵が見たいと
途中で若い館内職員に尋ねてようやく着いた
オランダ・フラマン・ドイツ絵画の翼

ブリューゲルの「バベルの塔」









ブリューゲル 「農民の婚礼」

もうこの辺りで疲れてしまって、
この部屋で座ったり見たりしながら過ごしました。









ブリューゲル 
「嬰児虐殺」









「子供の遊び」










「農民の踊り」
ユーモラスでいいですよね。










「ゴルゴタの丘への行進」





















「雪中の狩人」



ブリューゲルの部屋で閉館(午後6時)ぎりぎりまで過ごしました。
この美術館も当然ながら半日以上かけないと、ですね。










正面階段の壁のレリーフを今一度見て









美術館を後にしました。
出てきた対面は、自然史博物館。
もう夕日が!









美術館も夕日にそまる。








夕日は隣の国会議事堂にも!

このあと、トラムに載ってリンクを回って
ホテルに帰りました!





















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